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強精 強壮の妙薬「にんにく」について

にんにくは,西アジア地方が原産地といわれ、紀元前から、強精 強壮の妙薬として珍重されてきました。

 

日本に入ってきたのは飛鳥時代といわれ、その効力も当時から、つとに名高いものだったようです。

 

にんにくを大別すると、大にんにくと,姫にんにくの2種類があり、日本では佐賀県に多く産し、耐寒耐暑性に弱いので,湿帯南部から亜熱帯北部に土着します。

 

中国大陸,台湾には多くの優れたにんにく品種が発達し、一般には9月下旬に植付けをし、5月ごろに収穫するのがふつうです。

 

朝鮮、欧米諸国を含めて、にんにくは主に香辛料として幅広く使われています。

 

※にんにくの成分と人体に及ぼす影響。

 

スイスのストールの研究所において,ブリンという新しいアミノ酸が発見され、これをつぶすとアリシンに変化することが解明され、またアメリカのカバリットは、にんにくの抗菌作用物質もアリシンであることを見い出しました(一九四四年)。

 

日本では、久野、朝日奈、藤原博士らによって、アリシンがビタミンB,と結びついて効力の強い、アリチアミンをァリチァミンを発見し、結晶として抽出することに成功しています。

 

ビタミンB1は腸からの吸収に限度があり、それまでは注射に依存していたのですが、このアリチアミンの発見によって、余計に吸収され、身体組織とビタミンBとの親和力が増すことを知り,tes長いあいだ疑問視されてきたにんにくの薬効の原理が解明されたのです。

 

にんにくの一般的効用は良く知られており、とりわけ、その強壮効果は周知のことでしょう。

 

ここでは少しくわしくにんにくに含まれる個々の成分についての効用にふれてみることにしましょう。

 

※《アリイン》-アリン.硫黄化合物。

 

アリインは比較的簡単な化合物であり、それ自体は無臭ですが、酵素の作用で悪臭物質を発散します。

 

この悪臭物質がにんにく特有の臭いを発するアリシンです。

 

※《アリシン》-ニンニクオイル。

 

アリシンは非常に強い抗菌性物質で、瞬時的にはグラム陽性ならびに陰性に対して,ペニシリンにも匹敵する抗バクテリア作用があります。

 

にんにく揮発油の中には,十二万倍にうすめてもコレラ菌やチフス菌に対する抗菌力があるのです。

 

※《アリチアミン>。

 

にんにくエキスとチアミン(ビタミンB)を一定条件のもとに処理すると、にんにくエキスに含まれていたアリシンとチアミンが結合し、これがアリチアミンとなります。

 

にんにくの栄養の1部分として、アリチアミンは生体でビタミンB,の作用をもっています。

 

※《抗菌作用》。

 

アリシンが細菌の酵素を破壊して、殺菌作用を続けながら、一方では胃液の分泌など、有効酵素の分泌を促進するといった、あまりにも都合の良い作用がにんにくにはあるのです。

 

これを、アリシンの酵素補給作用といっています。

 

※A酵素アリナーゼ>-ニンニク酵素。

 

スイスのストールが取り出したにんにくの酵素は、アリナーゼと命名されています。

 

ァリナーゼはふつうの酵素と違って、驚くべき活性力を持ち、酵素に含まれているピリドキサールリン酸は、本体のたんぱく質が結合して,その作用は急速に高まっていきます。

 

最初の11-11分で反応するという、反応速度が非常に速いのがブリナーゼ反応の特徴ですが、究 その半面、保存性が悪いという特性もあります。

 

結局、にんにくの成分はアリインとして存在し、同居の酵素アリナーゼがこれに作用してアリの シンを生じ,アリシンの酵素補給作用が、にんにく効果の核心と考えられます。

 

そしてその効果の最たるものが"強壮"というわけなのです。

 

しかし、せっかくの有効成分も、単にナマのにんにくを大量に摂るといった無茶な方法では生きてきません。

 

にんにくのすばらしい有効成分をそのままエキスにしたものを摂り入れるのがペストだといえます。